宣伝の上手なお店
こんにちは。小泉です。
今日は「宣伝の上手なお店(会社)」というテーマです。
まず、宣伝が上手いという事はお店サイドで言えば素晴らしい事です。売込みが上手だと言う事はそれだけ売上も利益も上げれるという事ですから。
では今度は消費者サイドから考えて、宣伝・売込みが上手なお店というのは、お金を払う側からして良いお店とは限りませんし、あそこのお店は宣伝が上手だからね、というのはおそらく褒め言葉では無いと思います。
これだけ沢山、消費の選択肢が増えている今の状況では、効果的に宣伝しないと非常に売上を上げにくいのですが、かと言って宣伝色が強いと利用者から敬遠される、というのが現実的な問題だと思うんですね。
私も例えば飲食店を選ぶ時は、「良いお店なんだけど、あまり宣伝には力を入れていないので、予約をとりやすい」お店なんかが理想でしょうか。
大型店は別として、個人店であまり派手に宣伝してると、逆に流行っていないのかな?と不安になってしまう心理もあると思います。
実は私(弊社)の様な不動産業者にとっても集客というのはひとつのテーマです。
まぁ当然不動産会社も広告宣伝をして、各営業マンに仕事を振り分けていったりするわけなのですが、優秀なスタッフは5年も業界で仕事すれば、自分の顧客からの仕事だけで普通のノルマはこせる様になります。
でもそれだけでは仕事の幅が狭くなりますし、さらなる成長と業績アップのために、新規のお客様も積極的に担当する、という感じでしょうか。
問題は既存顧客からの仕事と新規客の仕事との割合ですが、一般的には成績の良い担当者ほど既存顧客の割合が高いです。
常に新規案件を追いかけてばっかりの人は既存顧客からの仕事というのはほとんどないわけです。それは仕事のレベルが低いから紹介とかリピートがないわけですけど。
そこで、優秀な不動産営業マンはどういう風に宣伝活動をしているかと言うと、なんでもかんでも仕事はいらないわけです。良いお客様・良い案件だけ欲しいわけですね。
自分の得意な仕事、苦手な仕事を明確にして、お客様と担当者とのミスマッチを減らす様にするというのもひとつの方法だと思います。
良くも悪くも、自分のカラーを表現していると言えます。飲食店でも、どんなお客様にとっても良いお店というのは中々難しいかもしれませんが、得意な客層、つかみたい客層というものが誰でもあると思います。
宣伝色が強いメッセージは少し控えてみて、お客様がお店を選ぶ時に判断しやすくなるような情報の提供と言いますか、割と勇気が必要ですが、率直で正直なメッセージの方が意外と受け入れられる、という事もあり得るのではないでしょうか。
小泉
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